住宅ローンの金利引き下げ交渉をして、私が成功した理由と注意点
私はこうやって住宅ローン金利を引き下げました
住宅ローンの金利を交渉で引き下げられる可能性があることを知っていますか?
もし少しでも引き下げられるのであれば、うれしいですよね。たとえ0.01%だとしても、借りていている金額が多いほど、そして長期であるほどバカにならない額になります。
現在、世界的なインフレで金利が上昇し、それにより日本の固定金利が上昇しています。遅れて変動金利が上昇する関係にあるので、今後は変動金利も上昇する可能性があります。
そこで現在借りている住宅ローンの金利を引き下げるために、私が実際に行った方法を解説していくので参考にしてください。
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結論
実際に行った方法
引き下げの条件
- メガバンク・銀行・信用金庫ならばOK
- すでに借りている返済中の住宅ローンが対象
- フラット35は対象外
同じ金融機関からの借り入れ金利を引き下げることはできませんでした。ですが金融機関での競争が激しくなり、借り換える人が増えてきたさなかで、他行に行かれるよりはいいと引き下げに応じる金融機関が増えてきています。
私が借りているところは地方銀行ですが、交渉を持ちかけたらすんなりと受け入れてくれました。
フラット35で借りている人は、金利引き下げ交渉の対象外です。なぜかというと、フラット35は政策金融機関である、住宅金融支援機構が融資しているからです。いわば半官半民の融資制度であるため、一部の人にのみ条件を優遇することができないためです。
金利引き下げには再審査が必要
ただ下げて欲しいと言っただけではダメです。再審査を受ける必要があり、そこで断られる可能性もあります。
私の知人で交渉をした結果、断られました。その知人は数回、住宅ローンの引き落としができず、延滞したことがあったからです。理由は口座に振り込むのを忘れたからで、お金が無かったわけではありません。ただ銀行には通用しませんでした。
このような経験がある人は注意してください。
金利引き下げ交渉の具体的な方
①借りている住宅ローンより、低金利な金融機関で仮審査を受ける
借りている金融機関より、低金利な金融機関で仮審査を通してください。仮審査を受けただけで、そこの金融機関から借りなければいけないということではありません。ネット銀行でしたら、スマホだけで完結できます。
仮審査を受けていないのに、受けたとウソをつくのは絶対にしてはいけません。現在借りている金融機関では、仮審査を受けたかどうかは調べようがありませんが、それほど手間ではありませんのでやっておくべきだと思います。
私はauじぶん銀行で仮審査を受けました。なぜなら納得できるほど、住宅ローンの金利が低かったからです。失敗したらauじぶん銀行で借り換えようと考えていました。
②金利引き下げ交渉をする
仮審査の結果が出たら、借りている金融機関に金利引き下げ交渉をしてください。担当窓口に電話をして「住宅ローンの金利を引き下げて欲しい」とストレートに言ってください。
私は「他行のほうが金利が低いので、そちらにしようと思いました。ですがお世話になっているので、その前にそちらで引き下げてくれるのかと思い電話しました」とかなり低姿勢で話をしました。
向こうも人間なので悪印象を持たれない方がいいと思います。
③担当者とのやりとり
担当者から次のように質問されます
- どこで借り換えようとしているのか
- 仮審査は受けたのか
- 具体的な金利はいくらか
それぞれに答えてください。すぐには返事はきません。私は2~3週間ほどかかりました。仮審査は受けましたかと必ず聞かれるので、仮審査は受けていたほうがいいと思います。
私の場合、金利引き下げ交渉をして実際にどうなったか
私の場合は全期間固定の1.6%で住宅ローンを借りていました。結果は全期間固定は引き下げることはできません。ただ10年固定1.05%を1.01%にすることはできるが、どうしますかと担当者より返事がありました。
すなわち全期間固定から10年固定金利の住宅ローンに借り換えてくれれば、引き下げますよということです。引き下げ交渉は成功しました。残りの期間が12年だったので、借り換えをせずに、現在の金融機関に留まりました。
住宅ローン引き下げ交渉の注意点
引き下げ交渉には必ず再審査が必要になります。ローンやクレジットカードなどの返済状況や、借りている住宅ローンの返済状況に問題がないか注意が必要です。私の知人のようになるので、気をつけてください。
住宅ローンの引き下げ交渉に失敗したら
引き下げ交渉に失敗した場合でも、ガッカリしないでください。
対処方法
①そのまま借り続ける=金利は引き下がりませんでしたが、あなたは痛くも痒くもありません。なぜなら今までとなんら変わりはないからです。
②仮審査を受けた金融機関で借り換える=借り換える場合は、すでに仮審査を受けているのでスムーズに行くと思います。ですが借り換えの注意点として、様々な費用が掛かります。
・手数料・保証料・印紙代・繰り上げ返済手数料などが掛かります。
これらを含めると借り換えない方がトクをする場合があるので注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私は交渉をして金利を引き下げることに成功しました。担当者に「金利を引き下げてくれて助かりました」と言ったところ、「金利を下げて欲しいと行ってきたお客様だけに、このように引き下げています。」と返答がありました。
教訓としましては「言わなきゃ損」もしくは「言ったもの勝ち」ということですね。この金利引き下げ交渉は、損をすることはありません。ですのでみなさんもちょっとの勇気を出して、実践してみてください。